掃除屋【評価C】

たつを氏に誘われて軽い気持ちで見に行く。会場は演劇小屋という感じで最大150人くらい収容可能であろうか。こういう場所で見るのは初めでなので、期待度もアップ。客層は20台女が多かった。
家に帰って調べてみて気づいたことであるが、この作品は喜劇である。それを知らず、妙にストーリーに気を入れすぎて身構えて見てしまったため、穴が目に付いてしまった。現実的なシチュエーションを構築しておりながら、思考・発言が非現実的、対象に全く思い入れを抱くことが出来なかった。作品の味わい方としては、お菓子片手に軽い気持ちで坂本あきら氏の発言・リアクションを堪能する、のが良かったか。ということは、山田花子の存在感が余り生かされなかった脚本であったといえる。
ところで、小劇場舞台は初めてなのだが、舞台俳優とは大げさな演技しか出来ないのだろうか。会場が小さいので、その演技っぷりがやけに目に付いた。個人的には微妙な心理変化を嗜好するので、このままだと、小劇場には行かなくなるであろう。