Hello!Project2004Summer〜夏のドーン〜夜公演【評価B】

都合により途中から(後藤の原色GAL〜)参戦。Berryzで周りが引くほど思いっきり盛り上がった後、最後の娘加護辻をじっくりと見届ける。卒業儀式(Ceremony)は何事も無く無事に。最後、全員で盛り上がるのも見届けてライブ終了。
随分あっさりしたものだなぁ、との感想。儀式(Ceremony)もそれを見届ける私自身も。
儀式の演出面については、あれで仕方なかったのではないかと。今までの卒業は『卒業していくお姉さんに対して妹がその気持ちを吐露する』面にドラマ性・ハプニング性を見出すことができるのに対して、今回は『頼りない妹を皆で送り出そう』的なむしろ前向きなスタンスがドラマ性を奪ってしまったと言えます。また、全メンバーにコメントをさせなかったことが非難されていますが、加護辻の精神的体力を考慮したものとも考えられます。
とはいえ、1観客としましては、卒業式にエンターテイメント性を求めるのが普通であり、スタッフ側もそれに応える必要があるとも思います。観客自身の心の中で行われる自己演出に頼りすぎている点では失敗と言えるでしょう。
次に私自身についてですが、卒業免疫ができてしまったのでしょうか。あまりクルものがありませんでした。卒業式は時間の経過を体感できる機会であり、その時間の経過に対して自己の不変を嘆く、とともに前に進んでいける彼女達を応援しよう、という思考プロセスが働き感傷に浸るのですが。どうやら今回は無かったようです。理由は何故でしょうかね。ハロー依存度が低くなってきたのかなとも思ってみたり。