ハウルの動く城

 夕方まで時間があったので、観賞。『マイボディーガード』の金髪美少女に萌えるか、『ハウルの動く城』を見ているキッズに萌えるか、迷った末の選択。
 ストーリーについてよりも感じたのは、宮崎駿作品というのはポピュラー化したものなので、それを意識した作りをしないといけなくなってしまったことです。映画を見た子供の1人が言っていたのですが『なんでおばあさん、一瞬元に戻ったりするの?』という疑問を抱かせてはいけないということです。分かりやすくないといけないということでしょうか。世間の比較的厳しい評価もその辺りなのでしょう。
 でも、実は宮崎駿といいうのは、脚本に関しては実はレベルが高くなかったりします。よく見るとカリオストロの城なんてストーリーに穴だらけです(彼にはそれを補う日本一の演出力がありますが)。宮崎作品の楽しみ方とは、眼前に映る画を純粋に楽しみこと。ストーリーを深く考えるべきではないのでしょう。