愛ルケ

 冬ソナに続く新ブーム、愛ルケ日経新聞に連載されている、渡辺淳一作の『愛の流刑地』なのですが、これがすごい。本日の出だしが、

いままさしく、冬香の秘所は燃えあがり、焔が全身を駆け巡ったようである。〜

とまさに官能小説。
 面白いのですけど、なんか、まわりくどいというか、これまた古臭いというか。普通のエロスをまわりくどい表現するのではなくて、新しいエロスをストレートに表現して欲しいものです。
 まぁ、オジサンに人気になるのは分かるわけではありまして、登場人物から完全にオジサンがターゲットなのが分かります。逆に言うと私はターゲットの真逆に位置するのですけど。こんなの子供だまし的なモノを毎日楽しみにしている人がいるのを思うと、オジサンもつまんない人生を歩いているのかなぁ、と考えさせられました。